[教員と学生][学生と英語][学生同士]すべての〝距離〟を近づける『CaLabo EX』

―岐阜県―
岐阜市立女子短期大学

ネイティブ教員による「英会話」や「海外英語演習」、「検定英語演習」などにより、英語検定試験のスコアが飛躍的に上昇している岐阜市立女子短期大学の英語英文学科。実践的な英語運用能力のさらなる向上をめざして2016年3月に導入した『CaLabo EX』の活用状況を伺った。

岐阜市立女子短期大学
〒501-0102 岐阜県岐阜市一日市場北町7-1
TEL 058-296-3131

1946年に東海地区最初の公立女子専門学校として創立後、三度の改組・改称を経て、1988年に現在の「岐阜市立女子短期大学」に改称。英語英文学科、国際文化学科、食物栄養学科、生活デザイン学科の4学科からなり、国内外に優れた人材を送り出している。

http://www.gifu-cwc.ac.jp/

ペアワークが心理的ハードルを取り払う

 英語英文学科の専任講師である古東佐知子先生は、「オーラル・イングリッシュ」の授業で『CaLabo EX』を活用している。1年次後期の「オーラル・イングリッシュⅡ」では、毎授業で学生がプレゼンテーションに取り組む。自己紹介に始まり、「My Favorite Place」など、学生にとって身近で語りやすいテーマを設定し、学生自身が作成したスライド資料とともに、約3分間のプレゼンテーションに臨む。その際、学生は教卓のコントロール画面でスライド資料を操作し、学生全員のPCにその内容を表示させる。

 その他、ペアワークでのクラスメートへのインタビューや、単語単位の音声ファイルを使った発音練習などで学生がアウトプットする機会が多い。また、英語の曲を音声ファイルとして流すほか、「アメリカの日常」をドラマ化した映像『America Live!』をムービーテレコで配信し、リスニング練習も行う。

 「授業で大いに活用しているのは、ランダムでのペアワークやモニタリングの機能です。ペアワークの様子をモニタリングすることで、学生が苦労している部分や、どんなことを考えているのかがわかります。その内容に応じて、直接その学生だけに個別にアドバイスを送ることもあり、学生との距離が縮まっていく実感があります」と、古東先生は使用感を語った。

 学生同士は、ヘッドセット越しだからこそペアワークで恥ずかしがらずに英語でのコミュニケーションに挑戦できており、英会話への心理的なハードルが低くなっている。会話によって相互理解が進むことで学生同士の〝距離"も縮まり、コミュニケーションが円滑な人間関係の構築につながることを、ペアワークという授業形態を通して実感できているようだ。

重視したのは、導入後の安定稼働

 『CaLabo EX』導入の経緯は、LLシステムの更新に際し、英語英文学科の小島ますみ准教授を中心に英語英文学科からCALL導入の要望があり、CALLシステムの機能を数社比較・検討したうえで、学内でサーバー管理などを担当する情報システム委員会にシステム上の確認をしてもらい決定しました。小島先生は、「ペアやグループの組み換えが自由にでき、学生の通話もモニター、介入できるなど、授業で必要な機能が網羅されていたのは『CaLabo EX』だけでした」と話す。国際文化学科の准教授で、情報システム委員長を兼務する木村充位先生は、「『CaLabo EX』はハードウェアの動作確認が検証済みで、動作保証されている安心感がありました」と評価する。

決して〝機械任せ〟にすることなく、face to faceの指導を重んじる古東先生。英語への苦手意識に端を発し、学生が教員に対して抱く〝壁〟も取り払われていた。

濃密な2年間で社会人基礎力を強化

 古東先生と小島先生の授業で助手を務めるのが、山内裕美子臨時助手だ。「小島先生もリスニング力アップに重点を置いて、映画を題材に実用的な英語表現を習得させているほか、設定されたテーマについてグループで調べさせ、異文化社会と日本社会の違いや、多様性を尊重する大切さについての気づきなどを英語で発表させています」と、教室の後方から授業を見渡しながら気づいた点を話す。

 総じて、従来型の授業方法に無理なく『CaLabo EX』の利点を融合させることで、一斉授業の効率化と個別指導の丁寧さを両立させた授業展開、学生を飽きさせず、集中力を持続させる授業展開を実現させている。古東先生が「間違ってもいいから話そうとする学生の意欲の高まりを感じる」と語る通り、短期大学での2年間を濃密に過ごすために、短期集中型で英語力を高めること、英語に限らず人前でのプレゼンテーション能力を高めること、そして、これらのベースとなる物おじしない強い精神力の鍛錬に『CaLabo EX』が効果を発揮しているようだ。

 古東先生によれば、今後は「ファイル配布」機能の活用や、単語テストを『CaLabo EX』上で完結させたいとのこと。また、「ムービーテレコ」の活用による発音練習の効率化を進めていきたいという。2017年度からは英検対策ソフトやTOEIC®テスト対策ソフトも導入予定のほか、自習スペースとしての利用も促進させていきたいと展望を語った。

国際文化学科 准教授 情報システム委員長
木村 充位 先生

英語英文学科 准教授
小島 ますみ先生

英語英文学科 専任講師
古東 佐知子先生

英語英文学科 臨時助手
山内 裕美子先生

この記事で使われている製品

この記事に関連する記事