レスポンス・システムの活用法は無限に広がる!

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研究総会で先生方を対象に実施されたアンケート(注:グラフは当日の数値を再現して制作)(グラフ1)

 今年2月、新宿区教育研究会の研究総会が開催された。400名近くの先生方が集まった会場で、即座にアンケート結果が集計できる『Interwrite Response』が活用されたという。
 同研究会視聴覚部に所属しており、昨年、部会の研究授業でも『Interwrite Response』を利用された、新宿区立四谷小学校の宇野直木先生にお話を伺った。

各学校での「視聴覚機器」の現状が
はっきりと見えてきた!

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 新宿区教育研究会の研究総会では、視聴覚部の発表者が「視聴覚機器」について、『Interwrite Response』を使って、次のようなアンケートを実施した。
 アンケート結果は、1位「電子黒板」、2位「拡大プリンター」、3位「実物投影機」...と、即時に集計・グラフ化されてスクリーンに映し出された(グラフ1参照)。
 2つ目は、実態調査として「3学期にどの視聴覚機器を使って授業を行いましたか?」という質問。ご覧のように、1位「パソコン」、2位「使っていない」がグンと飛び出しているという特徴的な結果となった(グラフ2参照)。
 このように、アンケート結果がその場で表示されるため、研究総会のような大人数の集まりでは特に有用性が高い。

 『Interwrite Response』は、無線リモコンとパソコン、プロジェクターがあれば、確認テストやアンケートが手軽に行えるオーディエンス・レスポンス・システムだ。問題作成にはパワーポイントを使えるため、新たなソフトの操作を覚える負担が軽減される。
 一方、回答は、一人ひとり配られるリモコンで行う。リモコンの数字を押して送信すると、全員がそろったところですぐに自動的に集計され、グラフとなって表示される仕組み。フィードバックが容易なうえ、回答する側にも参加意識が生まれて、会場も大いに盛り上がる、という効果もある。

「情報モラルにも活用」など、
さまざまなアイディアが...

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 大勢の意見を効率的に測ることのできる『Interwrite Response』だが、教育現場ではどのような活用の場面が考えられるだろうか。
 普段からICT機器を存分に活用されている宇野先生に尋ねると、次のようなご意見がかえってきた。
 「たとえば、都内の各学校で子どもたちの安全教育をテーマに年1回開催される『セーフティ教室』には、保護者の方も一緒に参加します。授業後の懇談会などでレスポンス・システムを使えば、保護者のみなさんの考えが明確に分かるのではないでしょうか」
 さらに、宇野先生は、情報モラル教育にも『Interwrite Response』が活用できると続けた。宇野先生は、前述の部会の研究授業で、6年生を対象に情報モラルをテーマに授業をしたが、その際、レスポンス・システムの「本音を引き出す力」を感じたという。
 「子どもたちにアンケートをとる際、回答者が特定できないよう配慮が必要な場合もあります。個人が特定できてしまうと、(たとえば、ソフトやファイルのダウンロード、プロフの公開等)『○○さんがやっているなら...』という意識が生まれる可能性があります。しかし、クラスの現状は正しく把握しておきたい。だからこそ、『Interwrite Response』は非常に有効であると感じました。デリケートな題材でも、子どもは本音で答えやすいし、教師も個人情報を守った形でクラスの実態として扱えるので、道徳の時間等で使うのも有効ですね」
 宇野先生によると、子どもたちと保護者が本音を交換するコミュニケーション・ツールとしても使えるだろうとのこと。
 まさに宇野先生の豊富なアイディアで、レスポンス・システムの新たな可能性が見えてきた。

宇野 直木先生

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