商業科におけるInterCLASSの活用法

Excelの関数のテストをファイルで回収

山形県立上山明新館高等学校は、InterCLASSとCaLabo EXを計3教室導入いただいており、商業科の簿記、コンピュータ、理論項目などと普通科の情報の授業で使われている。
ご担当の峰田由紀子先生と細谷理子先生にお話を伺った。

■どんな授業の場面で活用していますか?

細谷先生:
 「3年生では「課題研究」という授業があり、自分たちでテーマを決めて、プレゼンテーション形式で発表します。発表者は前に出て発表の画面を一斉に全員へ送り、マイクで自分の研究を発表させました。この授業は、4月にテーマを決めて1年間かけて作らせます。1学期は冊子を作り、それを皆で評価する。夏休み・2学期にはいったら、今度はレジュメを元に、3学期の発表会に向けてPowerPointで発表の準備をさせる。3学期の今ぐらいの時期(1月)に発表会を開催する、という流れ。システムは発表のときに、発表の画面を皆で共有するのに使っています」

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細谷 理子先生

 最近では1年生のExcelのテストでも使っているという。
 「今まではプリントアウトしたものを採点していましたが、そのやり方だと、関数を理解しているかを見る問題でも、例えば件数を数えるところを関数を使わず手で数えて入力してしまう生徒もいるんですね。それでは力がつかないし、意味がないのでダメ。ちゃんと関数を入れなさい、と言っても、本当に関数を使っているかを確認することができなかった。今は、ファイルを一斉に回収できるので、画面上で確認して採点することができるようになりました」
 今後は、簿記の授業にもInterCLASSを取り入れたいという。
 「清算表」を作る授業では、現在、先生が黒板に罫線を引いている。前の時間に一所懸命書いても消せばなくなってしまうし、書いている途中で授業が終わってしまうとまた一から書き直しになって、時間がもったいない。
 「あらかじめ簿記の内容を10枚くらいのPowerPointにおとし、説明にあわせて生徒の画面に転送すれば、自分は説明することに専念できて、タイミングをとりながら全員の画面に映すことができ、生徒は一人ひとり自分の画面をじっくり見ることができるので便利だと思います」

峰田先生:

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峰田 由紀子先生

 「経済関係のTV番組をDVD録画しておいて、いろいろな話題のものを見せて調べ学習をさせています。この前は「日産のGT-Rが開発された」というトピックを使いました。今の子は就職してもすぐに辞めてしまうこともあるので、仕事に対する姿勢や自分の好きなものにかける思いを学んでほしい、ということと、これをきっかっけに自動車業界に興味を持ってもらえればいいな、と思い、感想を書かせたり、自動車産業のシェアを調べるといった問題を提示し、インターネットで調べさせたりした。すぐに書き込みできるように、先生パソコンからWordの書類を配布し、生徒は感想や調べた結果を打ち込んでプリントして提出させました。

 

■これから導入される先生へのメッセージ

峰田先生:
 「一人ひとりをきめ細やかに指導したいと思っていても、40人のクラスなので実際には一人ひとりに時間をかけられないことが多いと思います。机間巡視で生徒の様子を見ていると、何かつまづいている生徒がいれば、だいたい他の生徒も同じようなところでつまづいているので、その生徒の画面を奪って「ここを注意しなさい」と、一斉に画面転送して説明する方法もあると思います。先生が伝えたいことを一斉にダイレクトに伝えられるという点がよいのではないかと思います。」

 Excelのテストのお話を聞いて、商業科でも先生の工夫やアイデアで、本当にシステムの良さを引き出していただけるということを改めて実感した。
 これからも色々な教科の色々な先生の工夫やアイデアを少しでも多くご紹介したいと思った。自分にとっても収穫の多い良い取材だった。

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