普通教室の授業とは違う一面を活用

「文字だけでは英語のヒアリングなど
今の教育に対応できず限界があります」

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夙川学院中学校高等学校は兵庫県神戸三宮から30分の場所に位置し、120年以上の歴史をもつ伝統のある女子高だ。
「新しい時代にふさわしい女性の育成」を教育の柱とし、情操教育に積極的に取り組んでいる学校だ。教務部主任の高橋幸夫先生と眞野淳也先生にお話を伺った。

CALL教室に導入のきっかけはカセットテープ

 元々はLL教室として使っていた教室だったが、生徒から「自宅にカセットデッキがないんですが」という問い合わせが多くなり、CALL教室の検討を始めたようだ。
 導入にあたり、検討委員会を立ち上げ検討したところ、「通常のコンピュータ教室」のようなレイアウトは「イヤだ」という意見があり、情報教室との違いをビジュアル的にも打ち出しいということになり、空間が多く生徒が発表しやすい「アイランド型(島型)」にしたということだった。
 「(CALL)導入後、授業で本格的に使用する前に、部活動でビデオを見ながら試合の反省をしたり、修学旅行に行った時に撮ってきた写真を班で編集して発表会をしたり、という活用を先行して行なったんですよ。使えるものから使っていき、それをヒントにまた次に、と活用方法を考えながら利用頻度を高めていきたいと思っています」
 「英語では、教科書のストーリーにあわせて映画の一部分が指導用のCD-ROMにはいっていたので、それを授業で見せていた先生もいます。以前は「文字」という媒体だけで授業をしていたが、文字だけでは英語のヒアリングなど今の教育に対応できず限界があります。普通教室の授業とは違う一面を活用できたらと思います」

■導入時の英語の先生方の反応は?

 「やらなきゃいけないな、という気持ちですね。コンピュータに関しては、得意・不得意もあり、『なかなかとっつきにくい』と考える先生から、『ぜひやってみよう』という意欲的な先生まで、とらえ方はさまざまでした。先に進んでいる先生から見よう見まねで覚えるという相乗効果があれば、英語教育も飛躍するのではないかと思います。『使っている先生の授業を見る』というのが一番頭に入りやすいし、『自分だったらこうしたい』というイメージも湧く。先に取り組む先生は失敗覚悟でやってもらえると、次に続く先生のためによいとおもいますよ(笑)」
 最初は電源の入れ方から教員同士教えあったということだった。失敗を共有する姿勢と教員のチームワークがCALL教室の稼働率を上げている理由だと感じた。

■CaLaboを選んだ理由は?

 検討委員会では、研修に出かけ、他社の製品に触れる機会を作った。
 「操作性が良く、わかりやすかったかな。あとは、本校は女子高なので、『かわいらしさ』というか、ボタンの絵柄やアイコンの図が受け容れられやすいかな、と感じました。また決定要素として、「導入実績」は大きかったですね。導入されている関西学院大学さんにも足を運びました」
 CaLabo導入校実績を聞き、ユーザ校のグループに参加したいと考えたのも導入するひとつのきっかけだったようだ。
 「チエルに決めた理由はもう1つあります。旺文社グループなので、旺文社がもっている、国語や理科、数学といった他教科のノウハウや、受験指導・教科指導の教材を早くデジタル化してもらいたいとの期待があります。他の業者だとどうしても『ソフトを入れて、それで終わり』であったり、自前の教材がなくて紹介はしてもらえたりはするが、操作性が違ったり、関連性がなかったりすると使いづらいし、いろいろなメーカーのものを混在させることによる不具合が起きても心配ですしね」
 国語や理科や数学などの教材を用意することで、CALL教室をすぐに受験指導でも使え、活用の幅も広がるのではないかと期待頂いている。
 旺文社グループのチエルは、コンテンツという形で、そういった教育現場ニーズにすこしでも答えていきたいと考えている。

教務部主任 高橋 幸夫先生

眞野 淳也先生

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