「こんなに良いもの、使ってもらわないともったいないですよね」 〜 使えばわかる フラッシュ型教材の魅力と効果 〜

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 前橋市教育委員会主催の夏のコンピュータ研修講座で、フラッシュ型教材が活用された。数日間行われる研修講座のうち、この日の研修テーマは「教室でプロジェクタを使おう」。午前中は実物投影機とプロジェクタを使ったワークショップ、午後はコンピュータとプロジェクタを使った演習ということで、フラッシュ型教材の紹介と作成が行われた。

 研修講座に参加する先生方のうち、そのほとんどがベテランの女性教諭。講師である前橋市立桂萱東小学校の笠原晶子先生もまた、その中のお一人。「今回の研修講座は、女性の先生方の申し込みがいつも以上に多かったんです。だからとってもうれしいです」。笠原先生は、その言葉通り、嬉しそうにお話ししてくださった。例年以上のお申し込み、というところに、前橋市の先生方のICT活用に対する意識の高さが伺えた。
 講座開始15分前。続々と会場に集まってくる先生方ひとりひとりに声をかける笠原先生。和やかな雰囲気の中、研修講座はスタート。最初の講座内容は、実物投影機とプロジェクタを活用し、「手元を映す」。教科書や絵の具、定規に楽器などあらゆるものを実物投影機で大きく映すことによって、子どもたちにわかりやすく提示することができる。参加者の先生方はICTを活用して授業をしている方が多く、色々なものを映しては、「あまり近づけすぎると暗くなっちゃうから気をつけないと」などと、授業で活用するときのポイントや悩みなどを話し合っていた。笠原先生も普段からICTを活用して授業をされているので、ご自身の授業での体験をもとに、活用するときのポイントを次のように解説する。「プロジェクタなどの準備は、子どもに手伝ってもらうといいですよね。うまく動かなかったりするとちょっと困るけれど、子どもたちが助けてくれます」との言葉に、うなづく先生方の姿も見られた。その表情からは、共感・納得の様子が伝わってきた。

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 実物投影機の魅力を十分に味わった後、講座は「フラッシュ型教材体験」へと移る。フラッシュ型教材とは何かを知ることから始まり、実際の制作活動へと続く。フラッシュ型教材ダウンロードサイト「e-Teachers」にアクセスし、まずは気になる教材を先生方にダウンロードしてもらう。カタカナを覚えさせる教材、通分をさせる教材、都道府県名を答えさせる教材など、次々にダウンロードしては、「これはいいわね」「私だったらこうするわ」と先生方同士の意見交換が始まる。笠原先生から、フラッシュ型教材の制作方法についての解説があると、先生方はさっそく制作を開始。PowerPointの操作に不慣れな先生も、よく知っている先生と相談しながら取り組み、オリジナルの教材を作っていく。さらにはフラッシュ型教材ビューア「フラッパ」での提示も始まり、研修はさらに活性化した。

 研修終了後、充実した表情を浮かべて会場を後にする先生方と、それを嬉しそうに見送る笠原先生の姿があった。「良いものがあるのに、先生方は知らなかったりするから。使ってもらわないともったいないですよね」とおっしゃる笠原先生。フラッシュ型教材のような「良いもの」が学校全体に普及するためには、使ってもらい、その良さを感じてもらうことがいちばんの近道。前橋市の研修講座で、授業でも研修でも活用できるフラッシュ型教材の魅力と、その可能性を実感する一日となった。

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