「実物投影機の次は、絶対これだと思いました」 〜 ICT利活用のスキルアップに フラッシュ型教材制作体験 〜

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 富山県ITセンターにて「先生のためのIT活用初心者セミナーvol.2」が開催され、フラッシュ型教材がテーマということで、さっそく伺った。

 セミナーの冒頭、講師であるメディア教育開発センター准教授 堀田龍也先生から突然「仮分数を帯分数や整数に直しましょう」との指示が参加者の先生方に飛んだ。先生方は、次々とスライドで示される仮分数を見て「1と5分の2は5分の7」「2と4分の3は4分の11」というように答えていった。堀田先生は少しずつ難易度とスピードを上げていき、参加者の先生方は、フラッシュ型教材に取り組む際のスピード感やわくわく、どきどきとした気持ちを体験することができた。

 次に、3人の現職の先生方による模擬授業と実践事例の紹介が始まった。一番手の氷見市立海峰小学校の表克昌先生は、英語の模擬授業で盛り上げる。教科のイラストを英単語と共に示し、「Math」「Science」と先生に続いて読ませたり、消えたイラストの教科が何であるかを「What's missing?」という問いに合わせて英語で答えさせるなど、同じ教材でも活動は異なっていた。富山市立山室中部小学校の石黒正美先生の模擬授業では、㎖(ミリリットル)をℓ(リットル)に変換する単位変換の教材や、足して10になる数を答えさせる教材が提示され、参加者の先生方はすっかり子ども役になっていく。最後に、富山市立山室中部小学校の笹原克彦先生による実践事例の発表では、フラッシュ型教材を活用する場面、活用する良さなどについての知見が、授業を撮影したビデオと共に示された。参加者の先生方は、テンポの良い模擬授業とビデオでの授業実践の様子を見て、フラッシュ型教材の魅力に引きこまれていった。

 その後、富山大学准教授 高橋純先生のコーディネートのもと、Webサイト「e-Teachers」で公開されている教材を見ながら実際の授業をイメージして、どんな教材が良いのかを班ごとに話し合っていく。グループごとに説明員を決めて、フラッシュ型教材の有効な指導法について説明をする活動では、「授業の最初の5分に使えます」などと熱く説明をする先生方の姿があった。

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 堀田先生から今日のセミナーの総括が入る。「よい教材とよい活用は違う。よい教材があり、それを活用する人が、そのねらいや効果を明確に意識していれば、その効果を発揮する」との言葉に、参加された先生方は、終始真剣な表情で聞き入っていた。  セミナーを企画した富山県総合情報センターの渡辺純恵課長に、フラッシュ型教材を取り上げた背景をお聞きした。  「実物投影機の次は、絶対これだと思いました。昨年度は、ICT活用の入り口として実物投影機を取り上げたので、次にスキルアップしたところで、何かないかと考えていたときにフラッシュ型教材に出会いました。フラッシュカードを使ったことがない先生は少ないだろうし、PowerPointを使ったことがないという先生も最近ではあまりいらっしゃいません。それらを組み合わせるとこんな効果的なことができます、ということをぜひ伝えたいと思いました」。

 実物投影機、プロジェクタ、そしてICT利活用の次のステップに最適なフラッシュ型教材。今後これらのツールが更に広がりを見せると感じた。

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