「イギリスも日本も時間の単位は、同じだね!」 〜 フラッシュ教材『Interactive Resources』を活用して 〜

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 通学で利用するため"バスの時間"が生活の一部となっている東京学芸大学附属世田谷小学校の子どもたち。そんな3年1組にお伺いし、算数「時こくと時間」の授業を拝見した。
 「英語は、校長先生が得意です」と言いながら、大熊先生が、プリント教材を配る。子どもたちは、手元にきた教材を見るやいなや、廊下から教室を覗いている校長先生の方を向き、興奮した声を挙げた。配布されたのは、「Analogue Clocks」。『Interactive Resources』に収録されているプリント教材には、タイトルが英語で書かれている。
 「時計の絵を見て、その下に時間を数字で書きます。何分あれば、書けるかな?」という大熊先生に、「5分」「3分」と子どもたち。「じゃぁ、3分あげる。はじめ!」の合図で、子どもたちは、一斉に集中した。
ところで、なぜ、大熊先生は、授業の導入でこの教材を利用したのだろうか。
 「これはね、実は、イギリスで作られたものなんだ。イギリスで作られたものが日本でも使えるということは、イギリスも日本も、時間という単位は、同じだということだよね」。
 "時間という単位は、世界共通"。その答えは、子どもたちに語りかける、この言葉の中に示されていた。

 その後も、大熊先生は、江戸時代に利用されていた"定時法と不定時法"、"時間と自転の関係"など、時間と時刻を意識させる材料を、デジタル教材を駆使して提示していく。
 「もし、時間の考え方が不定時法だとしたら、夏の時間と冬の時間どっちがいい?」「この国が12時だったら、反対のこの国は、何時?」といった問いに子どもたちは、時間と時刻に対する興味を増していった。

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 最後に提示したのは、『Interactive Resources』に収録されているフラッシュ教材「Class Clock」。黒板一面に大きく映し出される時計を指して「これは、休みに入る前の時間だよね。(30分ほど進めて)今は、ここだ。この間は、何分間?」。「30分間」と答える子どもたちに、「じゃぁ、30分間って、どういうこと?」と大熊先生は質問を重ねた。クラス全員が、「1分間が30」という答えに辿り着くまでに15分はかかっただろうか。すると、大熊先生が、「45分ってどういうこと?」と質問を変えた。「1分間が45」という答えは、スムーズにでてくる。するとその時、「45分は、5分が9つ集まっている」「9分が5つ集まっているとも言える」など視点を変えた意見が飛び出した。時間という単位を超えて、"単位あたりの量"という概念を、子どもたちが理解しはじめた瞬間である。

 デジタル教材を当たり前のごとく活用する大熊先生。プロジェクタで投影するデジタル教材の良さについて、大熊先生は「デジタル教材を活用するのは、授業中のムダな時間を省いて、子どもたちの考える時間を十分にとるため」と説明してくれた。

※CHIeru.Catalogue P23に、本事例でご利用いただいた「フラッシュ教材『Interactive Resources』」をご紹介しています。

3年1組 担任 大熊 雅士先生

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