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公開日:2019/01/11

受験から入学までの費用、2018年度は最高315万2,400円

 全国大学生協連は2018年1月9日、「2018年度保護者に聞く新入生調査」概要報告を公表した。受験から入学までの費用がもっとも低かったのは国公立・文科系の自宅生で126万3,500円、もっとも高かったのは私立・医歯薬系の下宿生で315万2,400円だった。
 全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)では、2007年から毎年4月~5月に新入生の保護者を対象とした「保護者に聞く新入生調査」を実施。受験から入学までにかかった費用をはじめ、受験から入学までに困ったこと、大学生活を送るうえでの不安などの保護者の意識や、大学生協の事業に対する評価の調査も行う。2018年度は129大学生協2万1,720件の回答を得た。
 受験から入学までにかかった費用には、出願をするためにかかった費用、受験のための費用、大学への学校納付金、合格発表や入学手続きのための費用、住まい探しの費用、生活用品購入費用など、9つの費目から集計。各費目の平均額と合計の平均額は、それぞれ「0」と無回答を除いた数値の平均(有額平均)で表示している。
 受験から入学までにかかった費用の合計について、自宅生の場合は国公立で127万8,700円、私立で153万500円。下宿生の場合は国公立で195万7,500円、私立で227万500円だった。設置者・住まい・専攻別の費用を比較すると、国公立・自宅・文科系の126万3,500円がもっとも低く、私立・下宿・医歯薬系の315万2,400円がもっとも高い。
 費用の特徴では、前年度の2017年度調査で大きく減少した「出願をするためにかかった費用」が1万3,200円増加。ただし、私立(17万3,200円)の2万3,700円増加による影響が大きく、国公立(12万1,500円)は200円減少だった。下宿生の「生活用品購入費用」は30万800円と2年連続で減少。そのうち「家電用品」の減少額が6,900円と大きく、7年ぶりの減少となった「家具」も2,700円減少した。
 受験から入学までの費用について準備・工夫したことのうち、「学資保険に入っていた」49.8%がもっとも多いが、2011年以降では初めて半数を下回った。ついで「貯金を切り崩した」が35.1%だったほか、今回の調査から新設された選択肢「自宅通学にさせた」は自宅生の23.5%を占めた。「奨学金を申請した(する)」は32.1%で、もっとも高い割合となった2012年(39.2%)以降緩やかに減少を続けている。
 入学までの行動では、入学した大学のオープンキャンパスには新入生の49.4%が参加していた。新入生本人の参加率とともに母親などが同行する割合も増加しており、参加した新入生を100とすると49.0%に同行者がいるという。入試形態別の同行者がいる割合は、推薦生が56.7%、一般受験生が41.9%。推薦生と一般受験生で約15ポイントの差があった。
 また、入学式には新入生の97.6%が参加しており、74.6%に同行者がいる。入学式への出席の際に同行者がいる割合は10年から7.9ポイント増加。同行者のうち、「母親」は70.0%、「父親」は29.5%となっている。
 「2018年度保護者に聞く新入生調査」結果の概要は、全国大学生協連Webサイトにて公開。受験から入学までにかかった費用の詳細や受験から入学までの保護者の意識なども閲覧できる。